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城郭写真集
家に籠って、数枚の鉛筆画を描く為、モデル用の「城の写真」を沢山見ています。
昔は「満開の桜越しに見える天守閣」の写真を「かっこいい!!」と思っていたのですが「鉛筆画のモデル」として見ると、違って見えて来ました。
違い1・・桜をはじめとする花や樹木が邪魔。城好きが絵を描く時は、建物・石垣・堀を描きたいので、その手前にある樹木は視界を遮る障害物以外の何物でもありません。
違い2・・影が邪魔。晴天の日に撮ると、屋根の陰でその直下の壁の構造が見えません。プロのカメラマンは「コントラスト」を大切にしますので、建物や石垣の角を撮る時は、必ず片方の面を影にします。宇土櫓を北西から撮る写真では、北側の壁と石垣は、ほぼ100%影になって見えません。

では、城好きが撮る写真はどうなるか?
・季節は冬。 落葉樹が葉を落とし、土手の深草も枯れて視野を邪魔しない季節。山城に行く場合は必須事項。
・天気は薄曇り(高曇り) 無駄に濃い影が出来ないので、建物・石垣の詳細をよく見る事が出来ます。
・時間と方向を考慮する。 事前に撮りたい場所のベストアングルを決め、それが最も美しく見える時間に訪れシャッターを押す。プロのカメラマンならそれ位の努力をしてほしい。
ちなみに、私が宇土櫓を北西方向から撮るなら、夏至の前後、PM3時以降に撮ります。これなら、晴天でもOK。

興味深く感じた事・・・・古写真を見ていると、実に良い写真が多い。
・樹木が小さい・・・城内に人が住んでいる時代なので、必要以上に大きい樹木が無く、本数も少ない。現在は公園化されたので本数も増え、高くなって視界を邪魔している。
・順光(太陽を背にして)で撮っている。・・・影で細部が見えない写真がほとんど無い。
宇土櫓から撮った熊本城天守閣(西南の役で焼失する前の姿)は、構図も良く、北側の壁にも光が当たり、細部まで見事に写し取られて、カメラマンの腕の良さに涙が出ます。
いつか、鉛筆画の技術が上達したら、A3サイズのケント紙に描きたいと思っています。
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